百貨店とセレクトショップ

リクルートブログをご覧の皆さんこんにちは!
株式会社STUDIOUS人事の池田です。


先週、店舗にて営業を行なってきました!
人事に異動してきてからも月に一度のペースでお店にヘルプに行っているのですが、今回は異動前に半年間勤めた店舗!当時の顧客様をお呼びし、互いの近況の話を楽しみながらあれやこれやと一緒に洋服を選ぶ過程は本当にやり甲斐を感じるものでした。顧客様にも「接客中イキイキしてらっしゃいますね!笑」と言われ嬉し恥ずかし・・・。

やはり自分は小売が好きなのだと実感しました。

また、店舗には本社のデータでは見えてこない情報が溢れています。お客様の実際の服装、流動のお客様の種類、購買には繋がらないがタッチの多い商品、試着を重ねることによりわかる商品のつよみよわみ、会話からみえてくる今後の商品のニーズ。

店舗で得られる情報はアパレルビジネスに欠かせない最重要なものです。

だからこそ、当社では店舗を第一と考え、全体的数字のみセンター管理し、VMDや販促、店舗毎の細かな数値分析管理は現場に任せています。


本日はそんな「アパレル小売業」について少しご紹介したいと思います!

アパレル小売
小売業とは最終消費者に製品を届ける事業です。
小売業では、多くの消費者の方と関わる必要があるため一部の「外商」等を除き、商品を魅せる「ハコ」を持ち合わせています。それはリアル店舗であろうと、オンラインストアであろうと。

さて、アパレル小売というと量販店や専門店がありますが、これらはどちらも「商品」に価値の比重を置いているので、どこの店舗に行っても同じ商品が揃う均一な店作りがされています。消費者も「商品」を求めてそのハコにむかいます。

一方、店ごとに違いが見られるのが「百貨店」と「セレクトショップ」。欲しい商品に関連した「空間」や「サービス」等の付加価値を求め、多様なものが紹介される場で物欲を昇華させようと、お客様はこれらを訪れます。

「セレクトする」行為は一緒であるのに百貨店とセレクトショップは何故区別されるのでしょうか。


百貨店
まず、百貨店は「アパレル」専門ではありません。衣服のみならず食・住のバランスがとれていることが原則です。

仕入れでは、複数の方法が用いられるのですが、なかでも特徴的なのが「委託消化取引」です。要するに売れた時点ではじめて仕入れ扱いとなるため在庫リスクを抱えることがありません。これが百貨店のつよみでもあるのですが、「買取」でない以上は独自の売り場運営ができなかったり、また、消化の必要に迫られない以上販売するスタッフの士気が下がり、結果、お客様の感動を生むようなサービスが生まれなかったりします。

海外の有名百貨店だと、完全買取で売り場作りを徹底し、そのうえでのきめ細やかなサービスが提供できていたりするのですが、日本ではこの役割を百貨店ではなく「セレクトショップ」が担っています。


セレクトショップ
セレクトショップという言葉が使われだしたのは90年代に入ってからなんです。
それ以前は「インポートショップ」と呼ばれていたことからも分かるように、当初は海外の製品を日本に持ってきて販売する形が普通でした。もちろん商品は買い取り仕入れ。お店のコンセプトに基づいた形で商品を仕入れ、売り場作りをしていくので、店ごとに独自の世界観が創りだせます。在庫を抱える以上はそれを消化するために販売のスタッフもその商品知識を仕入れお客様に伝えることに尽力します。量販店では考えられないですが、「スタッフに会うため」店を訪れるお客様もいます。

しかし、この「インポート」というのが、日本のアパレル企業が海外に進出する際のネックになっていることは事実です。



当社の今の主力事業もセレクトショップ運営です。

商品のみならず、徹底した空間作り、そしてお客様に感動を与えるようなサービス等の付加価値を提供できるからこそ小売の中でもセレクトショップ。

しかし従来の「海外⇒日本」の構造ではなく、日本のものを集中的に集める構造。
今まで海外製にばかり憧れていた消費者にもっと自国のクリエーションの良さを見つめ直してもらうため、敢えて日本発にこだわっています。
セレクトショップ業界のなかでは異端ですが、だからこそ海外進出の際も逆にその独自性がつよみとなります。



いろいろ述べてしまいましたがどの小売業態についても言えることは、最終消費者に商品を届けるこの仕事は「アパレルビジネスの真髄」である、ということです。洋服って創り手や媒介者のためのものではなく、それを着る人のためのものなのですから!



さて、ただいま17卒関西会社説明・選考会への予約が1週間をきっています!

小売が果たしてビジネスの真髄なのかどうか、説明会で、それを創ってきた代表や、実際に働く社員の話を聞いて判断してみてください!

予約締め切りは2/14(日)23:59

バレンタインデーを終える前に予約を済ませてしまってくださいね!

ご応募はこちらから!

0コメント

  • 1000 / 1000