『装苑賞』受賞者に話を聞いてきました!

リクルートブログをご覧の皆さん、こんにちは!
株式会社TOKYO BASE人事の池田です。


先日、採用facebookでお伝えしましたが
今週は当社のスタッフが偉業を達成しました!


それは、

第90回『装苑賞』受賞!


装苑賞とは?
1956年に、日本初のデザイナーの新人賞として創設されました。
応募できるのは、服飾デザインを本職としていない者のみ。
高田賢三や、山本耀司、コシノジュンコなど、日本が世界に誇る数々の著名デザイナーを輩出してきたコンテストなのです。

近年はアジアからの留学生の応募も多数あり、日本のみならずアジアを代表する大会と言っても過言ではありません。


そんな日本のファッションクリエーターを創出してきたこの大会のトップに、
UNITED TOKYO 名古屋店のスタッフ 山田知佳さんが輝きました!


ということで、本日は山田さんに話を聞いて来ました!

UNITED TOKYO 名古屋店 山田 知佳


受賞後の率直な感想は?

実感がなかったです(笑)
実際に製作していた期間と受賞までに結構期間があいていて。
創っていたのは昨年の11月から年始まで、学校と仕事を掛け持ちしながらだったので、平日は学校にこもって寝ずに作業、土日は仕事、って感じでおこなっていました。

だから受賞の発表を聞いた瞬間はリアルに感じれなくて。
でもその後すぐに、頭の中を占めたのは「ここからがスタートだ。」って思いですね。


今回の受賞作に込めた思いは?

「自分で自分の身体をデザインする。」がテーマです。
ピアスや整形など、なぜ人は自らの身体を痛みつけてまで理想を追求するのか、デザインはここから着想を得ています。そんな「肉体改造」を布を一枚はさんで表現できないか、「服と身体のあいだのもの」は創れないか。そんな思いから補正下着をベースにした作品を作りました。

今回使用した生地は熱を使って自由に形を変えることができるんです。
着る人が自分でデザインできる服、十人十色、これは今回の作品に限らず、私が服を創っていくうえで大事にしていることです。


装苑賞を獲るまでは?

そもそも装苑賞は高校生の時から狙っていました。
雑誌「装苑」を読んでいて、「いつか絶対獲りたい!」っていう憧れの賞。
ただわたしは着実に物事を進めていきたいタイプだったので、段階を踏んで行くことが必要だと考えました。まず服を創るうえで必要なものはなにか、それは「技術」。だから4年間、縫製工場で働いて技術を磨いてきました。そのあとクリエーションに磨きをかけるために専門の学校に通い、そして「伝える」術を学ぶためにここで販売の仕事をはじめました。


UNITED TOKYOでの仕事に関して

デザイナーはプレゼンテーションができなくてはいけないと思うんです。
多くのデザイナーはクリエーションの力があるのにそれを伝える能力に欠けている、そう感じることが多々あります。
「人に伝える力」それを磨くには販売の経験が必要だと思いました。
あとは伝えるにしても「メイドインジャパンの魅力」を伝えていきたい。工場で働いていた際に、日本の技術の高さや、そこで働く職人さんの仕事に対する真摯な姿勢を目の当たりにしてきました。
「伝えたいものを伝える力」を養える環境がある、そう思いここで働きはじめました。

今後に関しては?

わたしのなかでは表現するためのファッションと、ビジネスとしてのファッションを分けて考えています。
例えば今回の賞は前者のほう。
でも人に伝え続けていくためにはビジネスとしてファッションを捉えることが不可欠だと思うし、わたし自身もしっかり取り組んでいきたい領域。
市場に落としこんだ商品作り、そしてそのベースとして必要な数字・ビジネス的観点を身につけるためにまだまだ下積みが必要だと思っています。

実は今度、UNITED TOKYOからわたしが企画を担当させてもらう商品がでるんです。
まずは3型からスタートし、売り上げ実績等をみてその後広げてもらえるかを検討されます。
自分のクリエーションを市場に落としこめるのか。賞とはまた違う、新たな挑戦です。


山田さんが求めてくファッションとは?

古いものを残しつつ、新しいものを。
ただ前衛的なものを創っていくことが、わたしのファッションが目指す像ではありません。

昔からある技術、デザイン、素材、それに新たな風をふかせること、人と人のコミュニケーションが感じれるようなファッションを創っていきたいと思っています。


山田さん、ありがとうございました!

自分の夢を実現させるために、なにが必要なのか、それを養うためにはどう動かなくてはいけないのか、しっかりとした道筋で計画を立て、途中で折れることなくそれを実行に移していく姿、とても素敵だと感じました。


当社も

「東京ブランドを集積し、発信していく」だけでなく、

「東京ブランドを創造する場」とて変革していかなくてはいけません。

「結果を残す」人には迅速に活躍する場を提供していく、それは営業畑でも商品畑でも同じこと。それもあり、先ほども出てきたUNITED TOKYOでの企画の仕事の話が進行中です。
山田さんの商品、まだ出来上がっていない状態ですが、わたしは今から購入を宣言しています!


日本のファッションの振興に携わっていきたい方、結果にこだわれる方、山田さんのように自分の夢を叶えるために会社を使っていきたい方を、17新卒採用でも18卒インターンシップでも募集しています。

ぜひファッション業界への一歩を踏み出してみてください。


17新卒採用応募

18卒インターンシップ応募


では、本日はこのへんで!

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