リクルートブログをご覧の皆さんこんにちは!
株式会社TOKYO BASE人事の池田です。
本日はお久しぶりの、社員の一日に密着企画!
ご紹介するのは、名前は知っているけど実際どういう仕事をしているのか想像し辛い、「MD(マーチャンダイザー)」の仕事!
というわけで当社MDに密着してきました!
密着してきたのはこの方
UNITED TOKYO MD 菅井 隆行
UNITED TOKYOは全ての生産を国内で行い、商品の原価率も約50%と高品質を保持した当社のオリジナルブランドです。
実はローンチしてまだ2年目の新しいブランドなのですが、もう既に8店舗を展開(EC含む)。
2015年度の繊研新聞社のテナント新人大賞を獲得しています。
では、そんなブランドを立ち上げから率いてきた、菅井さんの一日を見ていきましょう!
~MD職の一日~
9:30 数値の分析
予算に対する売上や利益、在庫がどのように動いているのか、全店舗の数字を見て分析します。MDの仕事は迅速な判断が命。そしてその判断の軸にあるのが「数字のインプット」。なので朝イチは数字を分析して、追加発注をかけたり在庫を移動させたり、修正をかけるポイントを見つければすぐに動かしていきます。
10:30 来シーズンの構成決め
朝イチで「今」の数字を見たら、次は「未来」の数字の組み立てです。
来シーズンの予算の組み立てからアイテムの構成比まで決めていき、商品を企画するためのフレームを作っていきます。
12:00 昼食→市場調査
昼食がてら市場調査に出かけます。リアルな市場で売れているものはなにか、他店や自店に足を運び目で見て、「感覚のインプット」をしていきます。
15:00 MDマップ作製
作製したフレームをもとに、今度は企画チームと一緒になりMDマップを作っていきます。一日で完結するものではありません。「ボトムが多すぎる、シャツを増やそう」「この価格帯が足りないから、追加でさしていこう」とか言いながら、だいたいこの会議を10回は繰り返してそのシーズン作っていく商品を決めていきます。
17:00 サンプル修正からの量産
実際は一日で全ての工程を行なえるものではないのですが(笑)
MDマップ作製が終わったら今度は企画チームがデザインにおこしていって、サンプルを作っていきます。そのサンプル修正にわたしも携わり、細かい修正や、最終的な数を決定して量産をかけていきます。
数字の責任者
MDの仕事はいわば数字の責任者です。予算や在庫数、納期の時期、値段設定など数字に関することであればなんでもする。これが一般的なMD職。
ただうちは違います。少数精鋭で行なっているぶん、企画職が数字分野を把握するし、MD職が感覚部分も把握します。それを前提に、数字の責任者が主にMDで感覚の責任者が主に企画といった感じ。また、MDの仕事にはルーティーンはなく、様々な動向をみて修正をかける時は迅速に行なわなくてはいけない。常にアンテナをはっておける情報収集能力と、迅速な決断力が必要な仕事です。
理系からアパレルへ転身
わたし自身は大学時代はアパレルとは関係ない理系の勉強をしていました。
でも人生一度きり、好きなことをしたいと思いアパレル業界へ足を踏み入れました。
最初に勤めた企業では生産・営業という、川上・川中の分野に携わってきました。
パターンを引いている人やミシンを踏んでいる人が周囲に大勢いる環境のなかで「生産背景を理解すること」これがアパレルに携わる者にとって一番大事なことだと悟りました。
服飾系の勉強をしてきたわけでもなかったので独学で繊維製品品質管理士(TES)の資格を取り徹底的に「アパレルの土台」を学んでいきました。
仕事の幅を広げるための転職
分野は川中・川下のほうへ。企画からバイイング、そしてMDと、ありとあらゆる仕事に携わってきました。やはりひとつのブランドやお店を創り上げていく作業は楽しい。
ただここまできたからには、ただの肉付けの作業で終始するのではなく、ブランドの基礎となる部分「立ち上げ」からブランドビジネスに携わりたいと思うようになりました。そんな中、代表の谷から新業態立ち上げに参加しないかという話をいただき、当社に二回目の転職を果たしました。会社自体もセンターオペレーションではなく、現場が強い会社と知り、自分のやりたかった商品と営業を融合させた精度の高いブランドを目指していけるのではないかと思ったからです。
UNITED TOKYOの立ち上げへ
お客様のいない中で0から1のクリエーションを創り上げるこの作業は非常に大変でしたが、それでも自分たちで決めたコンセプトや強みを信じて強く打ち出すことで、なによりしっかりとした生産背景を強い営業が現場で伝えてくれることで、今では多くのお客様の支持をいただけています。
1を作れたからこそ、今度はその数字を更に大きくしていくために数字の責任者としてMDの仕事は欠かせません。
このUNITED TOKYO事業を今後しっかりと拡大させ、その次は会社全体まで視野を広げていき、1000億円企業の土台を支える人物になりたいと思っています。
いかがでしたでしょうか?
MD職として以外にも、ブランドの総責任者として、企画チームの採用面談をこなしたり、工場まで足を運び選定をしたり、店舗の営業チームと密なコミュニケーションをとったりと、マルチにこなす菅井さんはUNITED TOKYO事業部の頼れるお父さんのような存在です。
当社では、「○○職は○○の仕事だけする」という文化がありません。
営業もオーナーの視点を、企画も数字の感覚を、MDも創造性を持ち合わせる。
とは言うものの、実際やってみないと分からないですよね?
ということで!
新しいインターンシップ作りました!
ずばり
「現役MDが教えるアパレルビジネスの数字分析インターン」
当社MDがシーズン毎の数字のフレーム作りからMDマップ作製までお教えします。
それを皆さんには実際に行なっていただき、優秀な組み立てができた方はそのままバイヤーの買い付けに同行してもらいます!
予約受付は近日開始。
将来、MDやバイヤーを目指している方、感性頼みにみえるこのアパレル業界での戦略的なビジネスの運び方を学びたい方、しばしお待ちください。
また、今回の対象は18卒予定の方のみとなります!(申しわけありません)
しかし、そもそも当社の働き方そのものに興味を持たれた方は、17新卒採用もまだ募集しております!そちらを是非チェックしてみてくださいね!
では本日はこのへんで!
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