リクルートブログをご覧の皆さんこんにちは!
株式会社STUDIOUS人事の池田です。
皆さん春モノは手に入れました?(早いって?笑)
アパレル企業、社内はすっかり春全開です。彩り豊かなSSのサンプルがそこらじゅうにあり、気分もなんだか明るくなります。
わたしの隣のデスクでは商品部の方が仕入れブランド情報をデータ化しているのですが、そこでいち早く入荷月をチェックし、来月はこれにしよ~っと購買計画立てています。
さて!本日はそんな「アパレル業界」についてお話します。
国内のアパレル業界って結構複雑なんですが、大きくはこの3つに分けることができます。
川上・川中・川下
これらの言葉聞いたことあります?
川が山の上から町に流れていくように、下に行くにつれて一般消費者の方に近付いていきます。
川上はいわゆる「原料」
川中は「製品」
川下は「流通」です。
では、それぞれの位置にどんな企業があるのか。
川上~川中=アパレル(繊維)商社
商社の役割は国内外から原料や生地、そして製品を調達すること。
調達したものをメーカーや小売に卸す、またその過程をスムーズに流すための仲介の役割を担います。商社のなかには自社ブランドを持つようなところも。
ただ、直接消費者と接する「川下」の部分まで介入することはあまりなく、ビジネスのほとんどはB to Bで完結します。
川中~川下=アパレル(繊維)メーカー
メーカーは衣服(テキスタイル)の「企画」「製造」「卸売」を行なうところ。
商社を介して卸してもらった原料を使い、製品を作っていきます。
しかし、国内の企業では自社工場を持ち合わせているところが少なく、その多くはアウトソーシング。つまり外部の工場に製造を委託します。
メーカーの中には出来上がった製品を小売に卸すところもあれば、自社のお店を持つところもあります。
川下=百貨店、量販店、専門店
いわゆる小売分野です。仕入れた商品をお客様に直接お届けする最終地点。
仕入れた商品の販売だけ行なっているところもあれば、自社企画の製品を作る店もあります。売る「モノ」と売る「ヒト」と売る「ハコ」が揃う場所。
「川」のなかで一番重要な「リアルな情報」を収集できる場でもあります。
ざっと分けるとこのような感じですが、最近はその垣根もなくなってきています。
最近良く聞く「SPA」業態もそのうちのひとつですよね。
SPAは “specialty store retailer of private label apparel”の略。つまり企画製造から、小売まで一貫して行なっています。
さきほどあげたメーカーと違い自社工場も、自社店も持ち合わせ運営しています。
STUDIOUSもそう。
元はセレクトショップからのスタートなので川下の「小売業」に値するのですが、今は社内にデザインチームもあり、オリジナルブランドの制作などメーカーの役割も担っています。
となるとどこもそんなに違いがないのか?となってしまいますが、
「なにをメインとしているか」は大事なポイントなので考慮しておくといいと思います。
例えば当社はどれだけ会社の規模が大きくなろうと「小売業」というところに拘っています。それは、製品を売るビジネスはやはり末端のお客様と繋がる「B to C」が大事だと考えているからです。製品を売るプロがいて、業界に一番必要とされる「お客様の声」という情報を仕入れることができる場、それがお店。
いくら商社やメーカーがお店作りをまねようと、そうそう上手く顧客ファンづくり、愛されるお店作りはできません。
またお客様の情報がすぐに手に入るので、「本当に必要とされる製品」を迅速に作ることも、無駄なものの大量生産を防ぐこともできます。お店をもつことは「良いメーカー作り」にも通じます。
「お客様第一」どんなビジネスにも当てはまることですが、真の「お客様」とは誰なのか。
それは取引先企業ではなく、末端で最後にお買い上げいただく方のことではないでしょうか。
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