リクルートブログをご覧の皆さんこんにちは!
株式会社TOKYO BASE人事の池田です。
お待たせしました、社員の一日に密着企画第三弾!
今回は皆さんにとって一番身近な「営業職」をご紹介いたします!
本日密着してきたのはこの方!
2015年新卒入社 張 馨怡(チョウ シンイ) ロンドン芸術大学卒
中国出身の彼女の愛称はフィッシュ。
英語、中国語、日本語のトリリンガルで言語に精通するのはさることながら、写真の才能もずば抜けている彼女。下が彼女がディレクションする店舗インスタグラム。
(公式instagram: @studiouswshibuya)
さて、本日はそんな彼女が勤務するSTUDIOUS WOMENS渋谷店に行ってまいりました!
只今、G.V.G.V.ポップアップストア開催中。
さっ!まいりましょうか!
~フィッシュの一日~
9:30出勤、業務
出勤して、掃除やレジ開けなど基本的な業務を行なったあとは、在庫を確認して売り場作り。うちは本社にVMDがいないからこういったものも店舗で行ないます。売り場作りはただヴィジュアルだけで考えるんじゃなくて、在庫と客層のバランスを考えて作る。だからオープンしてからもお客様を観察しつつ、売り場はちょくちょく変えます。
10:00 開店、営業
朝一は海外からのお客様が来られることが多いです。お客様の国籍によって言語を使い分けるだけじゃなくて、接客スタイルを変化させることも大事。例えば日本の方だったら、一緒に楽しんでお買い物をしていただくことが大事、中国の方だったら「うん。良いと思います。」って冷静に提案する方が良いんです。
12:30 撮影
店舗のインスタグラム用の撮影の時間。
写真ってお店やブランドの世界観を表現する大事なもの。光のバランスが良い昼の時間帯に撮りだめて(上の写真は室内だけど笑)、閲覧数の多い時間帯にキャプションをつけて投稿します。
今は「#wornwithstudious」キャンペーン開催中。お客様にハッシュタグ付で投稿してもらって素敵なコーディネートの方にはうちで使える商品券をプレゼント!こういった販促キャンペーンも本部から言われてやるんじゃなくて、自分で考えて実行します。上との距離感が近いからこんなことも店発信でできちゃう。
15:00 顧客様応対
直接来店していただく日本の顧客様を対応することはもちろん、海外在住の方も多いからその方々にはメールや電話で応対します。こういう時やっぱり写真が大事になってくる。その服の良さを伝えられるような写真をその方のために撮って文章でお伝えする。一人でECやってる感覚かもしれないですね。
19:00 ブランド勉強会
ブランドのデザイナーさんのもとで直接商品の知識を教わったりすることもあります。
この日は「TARO HORIUCHI」さんのもとで。
デザイナーさんの思いを直接知れる大事な場です。そういった情報を、わたしたちのフィルターを通してより身近に感じてもらってお客様にお伝えする、それが営業職の仕事です。
21:00 遊ぶ
仕事おわりは遊びます。クリエーターの友達が多いのでこれも一種の情報収集にはなってるけど。友達に友達を紹介してもらって・・・こういった営業外活動も大事!
売ることと魅せること
働いて一年、大事なことに気付きました。売ることと魅せることは違う。
もともと大学の頃にメディアアートを専攻していたこともあって、仕事においても自分の世界観を表現していきたいと思っていました。だから最初はVMDもヴィジュアルだけを考えて作ってた。でも大事なのは「お客様主体」になること。エゴは捨てて、ブランドや店のイメージがきちんとお客様に伝わるように、そうやって売り場を作っていかないと良いものも売れません。
それは写真においてもそう。自分が日頃撮っている作品と、販促用の写真は別物。
お客様主体で考えて、自分の世界観を最後にエッセンスとして少し加えるだけ。このさじ加減が大事です。
あと、売ることにおいて、営業の力はマスト。
前は自分が営業に立つこととか考えられなかったし、営業しなくても「モノが良いんだったら絶対売れるし」って思ってました。
でも人と人とのコミュニケーションを通じてその価値をしっかり伝えられなければ買ってなんていただけない。
メディアでは真似できない、営業の重要性を身をもって感じてからは営業に本腰をいれました。言語を使って売上をとるのではなく、しっかり営業力をつけるために日本人のお客様に対しての予算を自分に課すように。
この前それが達成できて社内で表彰された時は嬉しかった!
異国で働いて
最初日本で働き出した時は、なんて日本人は細かいのか、なんでいちいち報告しあわないといけないのか、効率悪すぎ!と日本の働きをネガティブに捉えがちでした。
でも、今振返るとその「細かさ」ってお客様に対して、働く人に対して、ブランドに対してのリスペクトだと思う。
例えば中国では仕事は速いけどそのひとつひとつが適当すぎて、「仕事してます!」って感覚はありません。(笑)
もっと日本で学べることがあるなと思いました。
中国は母国だから、正直戻りたいと思ったらいつでも戻れる。
若いうちはもっと外にでて吸収していきたい。
だから最初のキャリアを積む場として日本を選んだことは後悔してないし、TOKYO BASEに入ったこともすごい良かったと思う。
だって普通のファッション業界だったら多様な経験を積むのに10年もかかっちゃうでしょ?わたしはこの1年だけでもVMDも販促もいろいろできてる。
この環境じゃなかったら、1年でわたし自身こんなに変われなかったと思います。
ファッション×カルチャー×ビジネス
入社前は、メディアも兼ねた自分のECサイトを持ちたいと思ってました。多くの方が手の届きやすいぐらいの単価でお洒落な服をセレクトして、自分の世界観と共に伝えることのできるようなECサイト。でも最近良い洋服を見過ぎて、ファストファッションはもういいやってなっちゃった。(笑)
そうなると、世界観とのバランスが格段に難しくなってくる。安いものだったらどんなに自分のエゴを出そうがその価格だけで売れちゃうけど、高いものだとそうもいきません。
わたしは「ファッション×カルチャー」だけじゃなくて「×ビジネス」がしたいから、その視点はしっかり持たないとな、と思ってます。
わたしのアーティストの友人の一人が「好きなことを仕事にしている以上は、その世界でトップにならなければ意味はない。」って言ってたの。すごい感銘を受けました。
まだまだわたしにはその覚悟が足りないけど、日々自分のキャリアに対して真剣に向きあいながらそれを養っていきたい。だからまだ日本で、この業界で働いていきます。
いかがだったでしょうか。
当社が「販売職」という言葉をあえて使わない背景には、彼女のような働き方があります。
つまり、「売る」ために店頭にも立つし、売り場も作るし、販促もやる。
それが当社の営業職です。
EC事業部に行こうが商品部に行こうが管理部に行こうが、はたまた違う畑に転職しようが、この「営業」は全ての仕事の肝になってきます。
だから今までも、これからも、当社ではこの「営業力」を強みに掲げていこうと思います。
さて、そんな当社の営業の仕方に興味を持った方、
当社の17新卒採用ははやくも終盤です。
7月の説明会も現在応募受付中。
この機会に、是非。
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