社員の一日に密着!~企画職編~

リクルートブログをご覧の皆さんこんにちは!
株式会社STUDIOUS人事の池田です。


本日は大人気企画『社員の一日に密着』

今回密着してきたのは当社のオリジナルブランド「STUDIOUS CITY」を手がける敏腕デザイナー渡辺さんです!

STUDIOUS CITY 企画・生産管理 渡辺 知美


「STUDIOUS CITY」は今春誕生した、大人の女性に向けた新業態。

以前まで渡辺さんは「STUDIOUS」のウィメンズオリジナルの企画生産を担当し、そこで結果を出し、満を持して自分のディレクションする業態をスタートさせました!


さて、はじめに申し上げておくと当社の企画は商品をデザインするだけではありません。その肩書きは「企画・生産管理」。
ん?っと思った方、是非是非読み進めてみてください。



~企画職の一日~

9:30 出社・データ分析

出社してまずすることはデータチェック。店舗・ECの売れ筋品番、予算達成率など、数字に向き合う時間です。売れる商品を企画したり、再販のタイミングを決めたり、企画の観点から売上を最大化するためにこの作業はかかせません。


11:00 メールチェック

数字分析が済んでから、メールをチェックします。一般的な仕事の仕方と逆かもしれませんが、そもそも急ぎの用事であれば電話でかかってきます。仕事の重要度・緊急度を考えてこの順序です。取引先の方々にメールを返していきます。


12:00 お昼

お昼は健康を考えて、お弁当を持参しています。


13:00

午後は、基本的に『企画』にあてる日と『商談』にあてる日と分けているのですが、まずは企画の行程を。


【企画する日編】

情報収集

シーズン立ち上げを行なうにあたってまずは徹底的に情報収集をします。

コレクションブランドのみならず、ギャル系、量販店系、メンズも全て目を通します。もちろんこの時間だけでなく日頃からのストックも大事です。

MDマップ作製

仕入れた情報をもとに、そのシーズンのMDを構成するのに必要なアイテムをまとめてMDマップを作っていきます。

ある程度仕上がったら、店長と共に会議をし、その中から更に取捨選択。

企画していくアイテムを決定させていきます。

仕様書作成

作るアイテムが決まったらそこから更なる情報収集。

例えばシャツを作ると決まったらどんな生地、デザイン、カラーがベストなのか、情報を集めていきます。

それが揃ったら、商談用の仕様書を作成します。

わたしはいわゆる「スタイル画」は書かないタイプです。スタイル画って基本的にはプレゼン用。自分の頭のなかでイメージは固まっているので効率的に仕事を進めるためにも、情報収集にその時間をあて、一気に仕様書を仕上げていきます。


【商談する日編】

商談する日は午後中、様々な取引先の方とお会いします。
生地屋さん、工場さん、付属屋さん、メーカーさん、商社さん、、、

だいたい一つのアイテムを作るのにこれらの取引先の方を介し、3ヶ月は要します。

一気に制作するアイテムは50型。それぞれ並行で作っていくのでスケジューリングが本当に大事になってきます。

一般的には『企画職』の仕事は仕様書を作成して、サンプルをあげるところまでで終了なのですが、当社は『企画・生産管理』。その後の納期管理も行ないます。

大変ですが、企画から生産管理に説明したり・・・と仕事のための仕事がないので、効率的に行なえるのが良いですね。



19:30 退社、社外の情報収集へ

仕事おわりは、社外の様々な業界の方と交流をもつようにしています。
自分でなにかを作っている、発信している意識で仕事をしてる方との交流は、自分のプラスになると思っているので、業界に拘らず人脈を広げていくよう努めています。



前職は卸しブランドのデザイナー

STUDIOUSに勤める前は、卸しブランドのデザイナーをしていました。
そこには統括ディレクターがいて、そのディレクターの意向に沿ったデザインを提案していく。だから提案する対象はそのディレクターで、市場は全く見えていませんでした。

一方、STUDIOUSでは完全に提案の対象はお店に買いに来てくださるお客様。
商品もしっかりとお客様が求める『売れ筋』を作っていかなくてはいけません。
『売れ筋』は0から毎回作っていくというよりかは、コラージュの作業です。
常にお客様が求めている、サイズ感やカラー、ディティールはある程度決まっていてそこにどれくらいの兼ね合いでトレンドを入れていくかが大事になってきます。
その声が理解できたのが店舗での営業の経験。
現場でしっかり市場のニーズを把握することで『売れ筋』がなんなのか、分かるようになりました。



続くブランドとそうじゃないブランド

『売れ筋』を作る。
実は最初は少し違和感がありました。自分の作りたいものを作りたい。
でも、本来は求められている『売れ筋』をまず作り、それから自分の色を足していくのがベストなんです。
実際、周りを見渡してみると長く続いているブランドはビジネス的観点から、売れる定番をもってる。そうではなく、デザイナーの色を全面に出しているものは3年で上手くいかなくなっている。
自分の理想のブランドを作りたい、だけでなく継続させたいのであればそういう観点も大事になってきます。



社内でブランドを持つということ

前職の経験や(実はデザイナーだけでなくブランドの営業も行なっていました。)、現在当社で取引するブランドさんをみていて、「ブランドを経営する」厳しさをよく知っています。だから今のところ会社の外に出て自分でブランドを立ち上げるという考えは持っていません。
それより、今は社内で多くを学んだりチャンスを得たいと思っています。
STUDIOUSはどの企業よりも市場を良く勉強させてもらえる環境があります。
店舗での営業経験もそうだし、店舗を離れた今も現場との距離が近いので、店長やスタッフを介して必要な情報がすぐに入ってきます。
うちの商品検討会は、商品部内だけでなく現場のスタッフと一緒に行なうんです。
市場の情報がすぐに入ってくるこの環境は、自分の成長にむちゃくちゃ繋がる。

また、今は「STUDIOUS」の知名度も前より上がってきて、会社を通して、自分に興味を持ってもらえる機会も増えました。

良い意味で「会社を利用」させてもらっています。

だから今は社内で掴んだこのチャンスを大事にしていきたいと考えています。



企画をやりたい人へ

実力があればすぐにでも企画はできます。
資金があればすぐにでもブランドは立ち上げられます。
でも、自身のやりたいことをしっかり継続させて、「成功」させたいのであれば、現場も知れる一般企業に入って、売れるものも理解しなければいけません。
仕事できるかできないかって勘のするどさが大事。
そういった勘を磨くにあたっても一般企業に入る価値があります。

現場では誰よりも商品・素材・仕様をしっかりインプットし、それを営業に活かしていってください。そこで再度お客様から得た情報というのが、企画をする際に発揮されると思います。



いかがだったでしょうか?
普段は見えない商品作りの裏側!
ずっとデザイン画を描き続けていると思っていませんでしたか?(わたしはそうでした笑)

実際は企画の仕事も対人仕事の積み重ねなのです。
渡辺さんはよく「店舗の皆のおかげ」といった言葉を口にします。
しっかりと営業の現場を見据えた商品作りを心がけているからこそ出てくる言葉なんだなぁと思いました!


次回の更新もお楽しみに!
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